ラッキードッグ1のあらすじ
物語は、その名を轟かせていたマフィアグループの幹部4人が芋づる式に逮捕されるという、前代未聞のスキャンダルから幕が開ける。
主人公はというと、刑務所の中。
同じグループに属するマフィアの一味、訳あって刑務所暮らしをしているが、一構成員でしかない主人公は、幹部が捕まっても、特に興味もなくのんびりと過ごしていた。
そんな時に、突如、チャンスは落ちてきた。
一構成員である主人公が、マフィアのボスになれるという、人生最大のチャンス。
そのチャンスを活かすか、逃がすか。
それは『LUCKY DOG』と呼ばれる主人公の運次第。
ラッキードッグ1の内容
ラッキードッグ1の口コミ
「BLゲームの金字塔」の呼び声も納得の傑作
ゲーム性、ストーリー、キャラクター、ボリューム、CG、音楽すべてが高水準にまとまっており、非常にバランスのいい作品です。
テキストを読む一般的なADVではあるのですが、特殊な点として「ラッキー」と「オメルタ」という2つのパラメータ数値を管理しながら進行していくシステムが取り入れられています。ゲームとしてもしっかり面白いところに驚きました。BL作品ですが、マフィア社会という設定の都合もあってかルートに入っても関係性はさっぱりしています。それでいて同性同士の関係ならではの描写もあり、BLに不慣れな方もヘビーユーザーの方にも旨味があるのではないでしょうか。
攻略対象は4名で、充実した内容でありながら一周はそこまで長くなくさっくり楽しめるボリュームです。分岐も幅が広く、どのお話もよくまとまっています。
1930年のアメリカを舞台としたシナリオで、当時の世相や風俗を表した歴史モノ的な側面もあるように思います。サブキャラの豊富さから、群像劇としても見ごたえがあるのではないでしょうか。暴力・●物・死体等のバイオレンス描写が多めなので苦手な方は注意が必要ですが、シナリオの展開や演出面の疾走感や爽快感はすばらしく、特にサスペンスやアクション映画が好きな方には強くオススメしたいです。
自分は2023年にプレイしましたが、古さを感じさせない魅力があります。自信を持って勧められる、文句なしの傑作です。